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日本語では「ピザ」とも呼ばれるが、イタリア語の原音に忠実に表記すれば「ピッツア」となる。英語では「ピザ」と言う。
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ピザの定義
小麦粉、イースト、塩、オリーブオイルで作られた円盤状の生地の上に、色々なトッピングを乗せて焼いたもの。 |
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Pizzaの語源
説 pizzaと言うのはイタリア語の古語で意味は「ポイント」
説 ラテン語のpinsereの過去形で意味は「押しつぶす、打ち砕く、粉にする」
説 語源は不明
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ピザの歴史
円盤状の丸パンは、イタリアだけでなく、世界各地の文明に存在していた。
イタリア・トスカナ地方に住んでいたエトルリア人の丸パンが、現在のフォカッチャ(focacia)に発展し、ピザの原型となったとされている。
フォカッチャというのは、「火で焼いたもの」という意味である。フォカッチャは、プレーンなパンで、チーズと一緒に食べたり、肉や魚介類を乗せて食べたりしていたようである(乗せて焼くのではない)。
pizzaという言葉ができてから200年くらいは、ピザはフォカッチャに似たものだったようである。
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【16世紀】
ピザの誕生
ピザが初めて作られた正確な年号は分からない。
トマトが伝来する以前のピザは、フォカッチャに限りなく近かった。
トマトの伝来【1522】
伝来した当初は、トマトには毒性があると信じられており、鑑賞用として栽培されていた。そんなトマトを料理に使用し出したのは、ナポリの貧しい民衆で、彼らは、丸パンをトマトと一緒に食べるようになった。
「トマト」はイタリア語では「pomodoro(金のりんご)」と呼ばれる。
16世紀の後半から17世紀にかけての間に、トマトは食用として栽培されるようになったが、本格的に食用として普及したのは18世紀に入ってから。
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【17世紀】
ピザはナポリ以外の地域ではあまり知られていない、ナポリの郷土料理のような存在だった。これまで、ピザは民衆の食べ物だったが、ナポリ王フェルディナンド2世【1578~1637】がピザを気に入り(きっかけは不明)、城に、ピザ作り用のキッチンを設置したことで貴族達の間にもピザが広がっていった。
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【18世紀】
トマトが本格的に料理に使用され始める。
最も古いピザの公式レシピができる。
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【19世紀】
ナポリでピザの店開店【1830】
しかしまだ、ピザはナポリ以外の地域ではあまり知られていない食べ物だった。
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ピザ・マルガリータ(Pizza Margherita)の誕生【1889】
ピザに興味を持ったイタリア王のウンベルト1世とマルガリータ王妃は、ピザ職人の中で最も有名だったラファエル・エスポシートを城に呼び、ピザを献上させ、エスポシートは、緑色のバジル、白色のモッツァレラチーズ、赤色のトマトでイタリア国旗を表現したピザを献上した。このピザを王妃がとても気に入り、そのピザは王妃の名前にちなんで「ピザ・マルガリータ」と名づけられた。このことがあってから、ピザはナポリ以外の地域でも知られる料理となった。 |
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