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カメオの歴史

カメオの歴史は古代エジプトの時代にまでさかのぼります。当時は貴石や半貴石に文字や文様を切り込む形式をとっていました。その後、イタリア半島まで支配していたギリシア人によって装飾品として柱や壁に飾る浮き彫りをカメオと呼ぶようになりました。ヘレニズム時代からローマ帝政時代には、壷や杯にほどこされた浮き彫りも現れ、カメオの多様化が進みます。

現在では、素材に貝や石を用いたカメオが一般的ですが、それらが定着しはじめたのは、ルネッサンスのころからです。当時のフィレンツェの支配者であるロレンツォ・デ・メディチのカメオ収集がブームのきっかけとなり、模作やアクセサリーなどが盛んに作られるようになりました。

高級アクセサリーとして人気のカメオには、ストーン・カメオと呼ばれる青や赤の縞メノウを素材とするものと、シェル・カメオと呼ばれる貝を用いるものがあり、
前者はドイツ、後者はイタリアで制作されています。
またアンティーク・カメオは昔から需要のあったイギリスが今でも最大の市場です。

イタリアでのカメオ生産地は、ポンペイの遺跡に近いナポリ南部の港町トーレ・デル・グレコに集中しています。
デパートで実演販売している職人もほとんどこの町の出身者で、カメオ職人養成所やカメオ博物館もあり、材料の貝の輸入も盛んなので、カメオに特化した町となっています。

シェル・カメオはブローチ、ブレスレット、ピアス、ペンダント、チョーカーなどに加工されます。カメオは彫りの緻密さと大きさで価格が決まるので、パーツを多く使うブレスレットなどでは価格に大きな差が生じます。
また、貝の色合いの良い部分も限られているため、彫りのコントラストや、貝の自然な形が彫刻に活かされるものを
一級品として扱います。

特に髪の毛や布の表現に職人のレベルの差を見ることが出来ます。完成までに要する時間はその大きさや彫りの精度によって異なりますが、一般的なブローチであれば1週間、博物館にあるランプのような貝を丸ごと彫刻する場合は半年ほどかかります。

手彫りのため全く同じに彫ることはできませんが、それがカメオの魅力の一つとなっています。 このようなカメオアクセサリーを、いつまでも大切にお使いください。  

 

paolo@paoro.com